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総合ニュース
2020/01/23
建設副産物対策近畿地方連絡協議会、近畿建設リサイクル表彰 会長賞1件、奨励賞9件
建設副産物対策近畿地方連絡協議会(委員長・井上智夫近畿地方整備局長)は21日、大阪市中央区のOMMビルで19年度近畿建設リサイクル講演会を開き、関係者など約120人が参加した。19年度近畿建設リサイクル表彰授賞式を行い、会長賞1件、奨励賞9件を表彰した。
井上局長は「協議会は、発注者と受注者が一緒になって構成している。リサイクルについては官民共同で進めていかないといけない。建設リサイクル表彰は、3Rなどの取り組みについて表彰している。今後ともリサイクルの推進をお願いする」とあいさつした。続いて、浅利美鈴京都大学大学院准教授が「災害廃棄物が語ること」をテーマに講演を行った。
近畿建設リサイクル表彰は、近畿地方において建設リサイクル (リデュース・リユース・リサイクル)に取り組む個人、団体、企業等を対象に表彰している。近畿建設リサイクル表彰授賞式では、審査委員会座長の勝見武京都大学大学院教授が審査結果報告と講評を行った。19年度は会長賞1件、奨励賞9件を選定し、井上局長から受賞者に表彰状が贈られた。近畿建設リサイクル表彰の受賞者と活動内容は次の通り。
【会長賞】
▽長谷工コーポレーション(仮称)彦根駅東口計画新築工事=作業所一丸でリサイクル率80%以上に挑戦した3R活動を推進。
【奨励賞(発生抑制・搬出抑制部門)】
▽坂川建設足羽川ダム宮の谷地区改良工事=トンネルズリの有効活用による建設発生土の発生・搬出抑制対策および資材不足の解消。
▽香山組(二)法華山谷川水系法華山谷川河床掘削工事その3=河床掘削工事における廃プラスチック処分の回避。
▽川嶋建設円山川下流維持作業=河川維持作業における廃棄物の分別、発生抑制。
▽長谷工コーポレーション(仮称)鶴見緑地計画新築工事=業者間の声かけ運動実施による、4R運動推進への取り組み。
▽西松建設西日本支社京都西シールド出張所国道9号京都西共同溝シールド工事・国道9号京都西共同溝シールド西部工事=シールド工事における環境負荷低減に対する取り組み。
▽鴻池組大阪本店ワコーレ新町計画新築工事=流動化処理土の活用による3Rの取り組み。
【奨励賞(再利用・再生利用部門)】
▽鴻池組大阪本店(仮称)枚方市茄子作物流施設計画=リユース「杭発生汚泥の自ら利用」。
▽モトイ河内川ダム建設工事=河内川ダム建設事業における貯水池内伐採木3Rの取り組み。
【奨励賞(再資源化部門)】
▽東海環境=土砂系混合廃棄物を洗浄し、再生砂を製造。